【会津若松市】
お気に入りのアイテムや植物を無造作に追加していくと、庭全体のバランスが崩れ、収拾がつかなくなることがよくあります。 ガーデンをデザインするときには、まず人がどこを歩くのか、「動線」 を考え、それに沿って園路やテラス、ベンチを配置していくと使い勝手のよい庭になります。
次にそのテラスやベンチから、そして室内リビングのソファーや和室から何が見えるのか「視線」 を考え、「見せるもの」「隠すもの」を整理していくと、快適な空間をつくることができます。
植木の成長も含めて、5年、10年後の家族のライフスタイルの変化をイメージしながらデザインを考えてみるのも楽しいものです。 小さなお子様がいらっしゃれば、砂場や、水場をつくることも多いと思います。しかし成長とともに砂遊びはしなくなるものです。
遊ばなくなった砂場をそのままにしておくと、どんどん汚くなってしまいます。そんな砂場も、花壇、池、バーベキュー炉へとあれんじしていけば、無駄なくいつまでも楽しむことが出来ます。
忘れていけないのは、庭を維持管理していくために、どれだけ時間と労力をかけられるかということです。 毎日のように庭に関わることが出来れば、芝生や草花を中心とした庭も可能ですが、ご夫婦ともお忙しい方であれば植物の手入れに時間をかけられないと思います。
テラスなどを主体としたドライガーデンで、あまり手のかからないようにデザインされた方がよいでしょう。その場合、コンテナなどを上手に活用して、草花を楽しめるように工夫しましょう。
せっかく綺麗に作った庭も昼間しか楽しめないのでは、もったいないと思いませんか。照明を上手に使えば、昼間とはまったく違うドラマチックなガーデンが楽しめます。
光源を隠すような間接照明を中心に、見せたい部分だけをライトアップすれば、そのほかは闇となり、幻想的な庭が現れます。 室内の明かりを少し落として庭を眺めれば仕事の疲れも癒されることでしょう。